<阿倍野再開発>赤字2000億円 地価下落、需要低迷 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

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 大阪市は2日、JR天王寺駅南西部で1976年から進めてきた阿倍野再開発事業(約28ヘクタール)の赤字が、約2000億円に上るとの事業検証報告書を公表した。大阪の南の玄関口として大型商業ビルやマンションなどを建設した大規模事業だが、報告書ではバブル経済崩壊など社会情勢の変化への対応を怠り巨額の損失を招いたと指摘。来年度の事業終了後も、市民負担による返済は2032年度まで続く見通しだ。【岡崎大輔】
 報告書によると、総事業費は約4810億円。都市再開発法に基づく用地買収方式で市が手がけた唯一の再開発事業で、住宅や店舗の複合ビル「あべのベルタ」や大型商業ビル「あべのキューズモール」を整備。残る道路整備を来年度に終える。
 報告書では、施設の売却収入約2257億円や売却が見込める資産の総額から、事業費や起債利子などを差し引くと、約1961億円の赤字になると算出。要因分析では、地価高騰時に買った土地の価格がバブル崩壊で急落し資産価値が下落。施設の需要も低迷したことなどを列挙した。
 63階建てビル計画は中核になる予定だった大手百貨店そごうが撤退して中止、外資系企業との交渉も頓挫した後、あべのキューズモールが建設された。15年間で終える予定だった事業は3000人超もの権利者を抱えて合意形成が難しく、一部地区は計画決定まで約27年かかったことや度重なる計画変更で事業が長期化。立地の良さから最後は商業施設の売却益で賄えるとの期待があり、事業を抜本的に見直さなかった。
 市の見通しでは、赤字の穴埋めが始まった09年度から終了見込みの32年度までに一般会計から約2120億円を投入。16年度も約120億円を計上している。用地買収費などの起債残高は約1446億円(15年度末)で償還は41年度まで続く。
 地区に近接する「あべのハルカス」との相乗効果で一帯は市内有数のにぎわい。吉村洋文市長は「まちづくりとしては良かったが、2000億円もの赤字が出たことは役所内にリスクマネジメントの欠如があった。無責任体制を反省すべきだ」と話した。歴代市長らの責任追及については「特定個人のミスではなく困難」と述べた。
 検証は昨年1月、吉村市長の指示で有識者会議を設けて開始。報告書は、収支計画の十分な検討などの対応策をまとめた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000007-mai-bus_all


元記事はこちら>>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000007-mai-bus_all

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