好奇心そそる裏、おしゃれでディープ ウラなんば・裏天満・うらふくしま… SNSで認知度アップ (産経新聞) – Yahoo!ニュース

[`evernote` not found]
GREE にシェア
LINEで送る

 「ウラなんば」「裏参道」「裏天満」「うらふくしま」-。食い倒れの街・大阪で「裏○○」と名の付くスポットが注目を集めている。古くからある街並みとおしゃれな飲食店が混在したディープな雰囲気に、「裏」という隠微な響きが加わり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で認知度が急上昇。表通りでも、街の中心でもない、少し外れた街が「大阪人らしい遊び心」に火をつけているようだ。(猿渡友希)
 ◆「ついで」じゃなく
 大阪・ミナミの難波(大阪市中央区)から日本橋(同)の間の千日前に広がる「ウラなんば」。飲食店など100店以上が並び、多くの人でにぎわう。
 「ウラなんば」の名称は約5年前、飲食店を経営する川端友二さん(45)らが考案した。一帯は当時、キャバレーのネオンが光り、暗くて怖いイメージだった。大阪・心斎橋のアメリカ村のような通称を作り、イメージを刷新しようと命名した。
 「ウラ」という響きが共感を生んだのか、口コミやインターネット、ツイッターなどを通じて拡散し、雑誌で紹介されると人出が増加。平成24年からは街の飲食店が参加するバル・イベントを開催しているが、参加店舗数は当初の2倍に。街を訪れた人は2~3軒はしごするといい、川端さんは「ついでではなく、お客さんの目的は『ウラなんば』で遊ぶこと」と話す。
 ◆イタリアンやバル
 「裏」がついた街はいま、大阪で増えている。
 大阪・キタで、露天神社(通称・お初天神)北側にある「お初天神裏参道」は27年3月、飲食店12店舗でオープンした。長さ約60メートルの細い路地に現在、イタリアンや焼き肉、すしなど16店あり、石畳の道にテラス席が並ぶ雰囲気はディープ感にあふれている。
 発起人の吉本幸彦さん(58)によると、一帯はバブル経済崩壊後に閉店が相次ぎ、シャッター通りになったが、25年から店舗を誘致した。友人と訪れていた同市中央区の会社員、大内絵理さん(28)は「SNSで話題になっていたので来るようになった。気軽にはしごできる雰囲気が好き」と話す。
 このほか、JR天満駅北側、天満市場(同市北区池田町)の裏側にある通称、「裏天満」は天満市場の場外市場の空き店舗を利用して約5年前から発展。焼き肉店やスペインバルなどがあり、テラス席がビニールカーテンで仕切られ、屋台のような雰囲気が若者に受けている。天満市場を管理する「天満総合管理株式会社」の多田安裕さん(57)は「裏天満といわれるようになって街に活気が戻ってきた」と喜ぶ。
 「裏」ブームにのって、昨年11月に誕生したのはJR福島駅東側に16店舗が集まる「うらふくしま」。福島区内でも路地が多い、なにわ筋の東側一帯を活性化させようと、デザイン事務所「Speaker Lab」(同市北区)が企画。担当者は「他地域で『裏』が人気を集めているのをみて、福島でもやれると思った」という。
 ◆若手経営者ら牽引
 「裏」はなぜ人をひきつけるのだろうか。
 若手経営者が集まり、SNSの口コミで情報が拡散していくのが「裏○○」の人気が高まる仕組みだが、まちづくりが専門の近畿大総合社会学部の久隆浩教授は「裏という響きは表通りのおしゃれな店にない、何かおもしろい物がありそうだという興味をかき立てている」とみる。
 一方、「裏○○」を度々特集してきた、京阪神の街の情報誌「Meets(ミーツ) Regional(リージョナル)」編集部、松尾修平さん(38)は「店主らのつながりが濃く、みんなでエリアを盛り上げようという気持ちが強い。ウラなんばの成功が他地域の店主らを刺激し、広がっていった」と指摘。「関西人はミーハーな人が多い。裏という、あえて外しにいく感じが、大阪人の遊び心をくすぐるのだろう」と分析する。
 大阪を活性化させる「裏」の街。川端さんは「これからも『裏』のお店のパワーで街を動かし、多くのお客さんでにぎわえば、大阪がもっとおもしろくなるはず」と話している。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000091-san-soci


元記事はこちら>>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000091-san-soci

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください