アゴネタで悩んだ過去 辻本茂雄「カンペーイズムで恩返し」 (日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

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 土曜午後の「法律バラエティー 生活笑百科」(NHK)に相談員としてレギュラー出演している辻本茂雄さん(52)。昨年はNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で無口で武骨な“へぇさん”役を熱演。多彩な魅力を発揮しながら芸人を続けてこられたのは先輩の“カンペーちゃん”こと間寛平さん(67)の存在があったからこそ。
  ◇  ◇  ◇
 NSC(吉本総合芸能学院)に入ったのが21歳の時。“吉本新喜劇”に入ってから27年、座長になって今年で18年になります。吉本新喜劇でみなさんに愛していただいているのが「茂造」というキャラクターで、今までやってこられたのは寛平さんがチャンスをくれたからやと思いますね。まったく舞台に立てない時期がありましたから。
 入った当初はコケるだけ、長いアゴをいじられるアゴネタができてからはちょっとだけ舞台の本数が増えました。それで仕事が増えたのはうれしかったけど、それが何年か続いて同期が主役をやって舞台を回しているのを見て、このままでええんやろかと悩みました。プロデューサーに「アゴネタをやめたい」と伝えたら、「おまえからアゴとったら何があるねん」と言われて、仕事がなくなりました。
 でも、後戻りはできません。どうしたらいいんやろ、何が足らんのやろなぁと考えました。当時は阪南市の実家を出て大阪市内のワンルームに住んでまして、ミナミにあるアメリカ村の古着屋でアルバイトしながら「なんばグランド花月」で新喜劇の舞台を見て勉強しました。毎回、初日、中日、楽日の3回通い、芝居はどういうふうに変化していくんやろう、アドリブはどう生まれていくんやろうと考えながら、自分やったらどうするかというシミュレーションをやりながら見ました。
 そして3カ月が経ったころに声をかけてくださったのが寛平さん。座長として企画された広島横断ツアーである人の代役をボクにやらないかと。聞いたら、主役でツッコミ役。ボクは新喜劇に入る前、コンビ組んで漫才やってたんですけど、ボケ役でしたからね。寛平さんは「大丈夫や。がんばれ」とおっしゃって。舞台を乗り切った後、「こないだ舞台で使ったけど、めっちゃツッコミが面白いぞ」とアチコチで言ってくださった。それがキッカケで「なんばグランド花月」からボクがやりたい主役が初めてきたんですよ。27、28歳のころやと思います。
■「辻本相手やと安心してボケられる」
 それから5、6年して「超!よしもと新喜劇」(TBS系)という全国ネットの番組をやるんで東京へ進出しました。いろいろあって番組はうまくいかなかったんですけど、その後、「ルミネtheよしもと」が新宿にできたので、よし、がんばるぞ! と。
 ところが、「大阪のニオイがきつすぎる」という理由で出してもらえず、大阪へ帰ったんです。その時も、何カ月か休みました。でも、負けへんぞと立ち上がって舞台とかテレビでもういっぺんがんばってたんです。その時、寛平さんが「あれ、なんで辻本だけルミネに出てへんねん。おかしぃやないか」とおっしゃって「ほんなら2人でコントしょーか」と。
 それからネタ何本か作って全国ツアーをして回ったんです。「ルミネ」にも出て、笑ってもらって。寛平さんはアドリブでとんでもないボケをもってくるのでツッコみやすい。寛平さんも「辻本相手やと安心してボケられる」と言ってくれてうれしかったし、すっごく楽しかった。
 寛平さんって、とにかくやさしい。ボクだけにじゃなくて、今も売れない芸人使ってコントしたり、劇団立ち上げたりしてますから。ほんまに器が大きい。ボクが新喜劇で若手にチャンスを与えるようにしているのはそうした若手や、まだ売れてない子にチャンスを与える“カンペーイズム”を引き継いでるのかも。そうしながら面白いものを作り続けていくことが寛平さんへの恩返しちがうかなと思てます。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000003-nkgendai-ent


元記事はこちら>>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000003-nkgendai-ent

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