大阪で「固体酸化物形燃料電池」の実証実験が始まる、2017年度の市場導入に向けて (スマートジャパン) – Yahoo!ニュース

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■2017年度の市場導入に向けて
 日立造船は2017年3月、業務・産業用 固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)発電装置の2017年度市場導入に向けて、実証実験を実施すると発表した。大阪府立産業技術総合研究所と植物園「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区)にSOFC装置を設置し、4000時間以上の連続運転を行い、安全性や信頼性を評価する。
【日立造船の今後のSOFC推進イメージ】
 SOFCは、電解質としてイオン電導性セラミックスを用いる固体型の燃料電池である。燃料電池のなかでも最も効率の高い方式として知られており、原理上の最大発電効率は65%程度と見積もられている。動作温度が700~1000℃と高く、高価な貴金属触媒が不要だ。燃料には水素の他に、天然ガスなどを利用可能なのも特長である。
 実証実験で用いるSOFC装置の使用燃料は都市ガス(13A)、定格出力は20kW級。発電効率は50%以上という。本体サイズは、2.2×4.3×2.8mである。日立造船は、食品スーパーやコンビニなど向けのSOFC装置で、2017年度の市場導入を目指すとした。
 今回の実証実験は、日立造船が、大阪府および大阪市の取り組み「H2Osakaビジョン推進会議」に参画して進めるものである。H2Osakaビジョンは、成長産業分野である水素関連事業の方向性を示し、水素エネルギーの利用の幅を拡大することで、温室効果ガスの削減をはじめ多くの社会問題の解決につなげることを目的としている。
 2016年3月に発表したH2Osakaビジョンは、基本的な取り組み内容の1つに「産学官プラットフォームの運営」を掲げている。そこで2016年8月から、産学官のさまざまな立場の事業者が参加するH2Osakaビジョン推進会議を開催してきた。
 2020年度までをファーストステップとしており、事業者の提案から生まれたプロジェクトを積極的に推進していく。日立造船が行う実証実験も、その1つになるだろう。これにより、2020年度以降のセカンドステップにおいて、水素エネルギー産業が大阪経済の成長エンジンとして貢献する取り組みを進めていくという。
■2017年度に向けて実証が進むSOFC
 日立造船は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業「固体酸化物形燃料電池等実用化推進技術開発」(事業機関:2014~2017年度、2016年度予算:12億円)の助成先の1つとなっている。NEDOの助成を受けて、開発が進む業務用SOFCシステムの実用化技術は、2017年度の市場導入に向けた動きが活発となっている。
 例えばデンソーが助成先となる5kW級の業務用SOFCシステムは、飲食店や理美容院、小規模医療、福祉施設などをユーザーとして想定し、システムの検証が進んでいる。
 三菱日立パワーシステムズ、トヨタ自動車、日本特殊陶業の3社が助成先となる250kW級のシステムでは、SOFCとマイクロガスタービンを組み合わせた円筒形SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの検証に取り組んでいるとした(関連記事:固体酸化物形燃料電池の実用化に向け実証を開始、2017年に市場投入へ)。


Screenshot of headlines.yahoo.co.jp


元記事はこちら>>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170331-00000049-biz_it_sj-bus_all

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